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新品 :GMSY91422581754 中古 :GMSY914225817541 |
発売日 | 2025/03/23 21:24 | 定価 | 4,600,000円 | 型番 | Z0039295459 | ||
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カテゴリ |
#永禄9年新古今和歌集室町ギャラリー茶道具古筆茶掛掛軸古美術。秋の歌(上)で、和歌番号424~426の3首です。ご成約いただきました商品となります。425 源家長秋の月の、しげく一面の篠に宿っている光が、夜更けた光になって、小笹の原に露が深くなったことだ。古筆はもともと冊子仕立てでしたが、後に寸断され、今の状態(断簡)になりました。ファイルに入れ、レターパックプラスにて発送いたします。発送の際、A4サイズに印刷した読み下し文と現代語訳を添付いたします。)古筆はA4サイズの厚紙に貼られている状態です。古筆の読み下し文は出品者が古筆と照らし合わせて作成しております。旧所蔵者は杉田玄白です。古いものですので、虫食いや焼けがございます。426 元久元年八月十五夜に、和歌所で、「田家に月を見る」という題を 前太政大臣風の吹きわたる山田の庵を守るかのように漏れさし入っている月は、今、外の田の穂波一面に結び敷く氷のように寒く冴えて照っているのであろうか。<古筆の寸法>縦 27.8㎝横 6.5㎝※白い厚紙はA4サイズです<読み下し文>424 題名知 右衛門督通具秋の夜はやと(宿)かる月も露なから袖に吹(ふき)こす荻の上かせ(風)425 源家長あき(秋)の月しのに宿かる影たけてをさゝ(小笹)か原に露更(ふけ)にけり426 元久元年八月十五夜、和歌所にて田家見月といふことを 前太政大臣風わたる山田の庵をもる月やほなみ(穂波)にむすふ氷なるらん<現代語訳>424 題知らず 右衛門督通具秋の夜は、露に宿を借りて光を映している月をも、その露のままで、袖に吹きよこす荻の上葉の風よ。この古筆の筆者は特定できませんでしたが、実家で所蔵している古筆の多くが京都の公家か、大名家の正室やお姫様が書いたものですので、こちらも身分が高い人物が書いたものと思います。(杉田玄白の印が押印されています。現代語訳は小学館「新古今和歌集」を参照いたしました。ご理解いただける方にお願いいたします。永禄9年(1566年)に書かれた新古今和歌集です。そのまま額縁に入れていただくこともできますし、表具屋さんに相談いただければ、掛け軸への仕立ても可能です