M2733●江戸明治和本●世界商売往来(正・続・続々・補遺・追加)揃 本

『世界商売往来』は、明治初年における貿易商子弟用の教科書として作られたもので、明治4年板を初編として以後5編まで刊行された。明治6年には『日新表（第2輯）』の書名で刊行された。 【作者】橋爪貫一（松園）作。縦180粍。ご注意ください。［東京］雁金屋清吉（青山堂）板。 ★原装・題簽付・状態概ね良好。「補遺」以外の各編については別本の全部または一部を収録した。 ◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。。本文中の要語に注解または図解を施し、頭書に要語の英単語とその読みを示す（2・3編も同様）。 【備考】分類「往来物」。初編『世界商売往来』は、主要貿易国名、海運上の測量、日本へ入港する船舶、商船の構造や機械類、軍艦の兵器・器具類、外国商人を迎える旅館・商店、主要貿易品などについて記す。3編『続々世界商売往来』は、外国商事に必要な語彙、貨幣換算、主要貿易品、工人の種類、欧米国名と主要生産物などについて記す。2編『続世界商売往来』は、貿易商に必要な知識・教養・心得等について記したもので、主要貿易品名については初編とほとんど異なる語彙を集録する。また、この初編は明治6年に『日新表（第2輯）』の書名で刊行されたほか、頭書・付録記事を削除し、作者名を故意に隠蔽した『改正商売往来（〈改正〉世界商売往来）』など数種の類書が出回った。それ以外のショップは全て詐欺です。 【年代等】 明治4～6年刊。また、同頭書には内国郵船による運送費や内国郵便等について記載する。頭書に秤・尺度・平積・立積・貨幣についての解説を収める。加藤雷洲・暁雲斎・滕月摸山画。●江戸明治和本●世界商売往来(正・続・続々・補遺・追加)全5編揃 【判型】中本5編5冊。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、5編揃いが54,000円】。5編『世界商売往来追加』は、日本の豊かな物産や主要産物等について記し、世界貿易よりも、国内の商取引物資・生産物資に関する語彙を広く採録する。4編『世界商売往来補遺』は、印紙の貼用、貨幣・紙幣、秤の種類と効用、枡の種類と効用、貿易商人の教養と心得等について記すが、貿易品に関する語彙を全く収めず、もっぱら貿易取引上の技術や心得に終始するのが特徴